とうとう千穐楽。
この日、帝国劇場の空は千穐楽にふさわしくすっきりと晴れ渡っておりました。寒くはありましたが、この晴れ渡った空がSHOCKカンパニーを祝福しているようです。

私が千穐楽公演に入るのは2002年6月、2003年1?2月公演以来3度目で、Endless SHOCKになってからは一度も入ったことがありませんでした。もちろん申し込みはしていたんですけどね。なので、本当に千穐楽に入るのは久しぶり。劇場に入る前からドキドキです。

劇場に入ると人、人、人でごったがえしておりました。定員は同じわけだから、人数的にはいつもと変わりないはずなのになぜかものすごい混み合ってる感じ。そして気合の入った格好をしていらっしゃるお客様がいつもより多い気もします。でもこのお客様の気合の入った感じが「千穐楽」だなぁ、という感じでもありますね。

前置きはこのくらいにして。オケピから生オケの音楽が聞こえ始めて過去のSHOCKの映像が次々に映し出されるオープニング。1番目の幕が上がり、2番目の幕(?)が真ん中から四方に開いていくと、その奥から大階段でコウイチを中心にポーズを取っているカンパニーの姿が。実はこの最初の登場の場面が好きだったりして。コウイチにスポットライトが当たった瞬間に心の中で「キャー!」となります(笑)。それから「CONTINUE」が始まるわけですが、前にも書きましたけど本当にこの曲は名曲だと聴くたびに思います。このアレンジでの「CONTINUE」もCDにしてほしいな?というくらい好きです。オープニングの挨拶は「2月から始まったEndless SHOCKも本日千穐楽公演を迎えました」ということを言っていたのですが、若干噛んでましたね。そうそう、本日のお席は1階D列上手のお席。今回の公演の中で一番ステージに近いお席です。近すぎると逆に全体が見えないものですね。もうコウイチだけに釘付けでした(笑)。

そして今回の新曲「Yes We Can」。これも聴くたび大好きになります。昨年までは台詞で進めていた話を歌にすることによって、よりカンパニーの和気藹々とした楽しそうな雰囲気や前途には明るい希望しかないと思えるような結束力が鮮明になりました。オーナーのお小言みたいなのがなくなったのも良かったのかな?これもぜひ!音源を残して頂きたい!!と切に願います。聴いているだけで楽しくウキウキしちゃう、これぞミュージカル!な曲ですよね。SHOCKの音楽は本当に名曲揃いだなと思います。もっとそういうところに注目が集まってもいいと思いますよね。

ヤラ、ヨネハナ、マチダをオーナーが追いかけようとしてブロードウェイのプロデューサーに声をかけられる場面では「ヒガシ?」と(笑)。何故ヒガシ(笑)?プロデューサーさんはちょっと笑いつつも「ヒガシじゃな?い」と返して名刺を渡してましたけど。それにしても何故(笑)。

続いて屋上の場面。「New York Night」はホントに素晴らしかったです。伸びやかで声量もあって、リカとのハーモニーも美しく、声を重ね合わせる心地よさを堪能しました。前に出たサントラでこの曲が入っていなかったのは恐らくリカ役の方が毎年変わるからというのも一因なのだろうと思っているのですが、もし今後またサントラを出す機会があれば、諸々の事情をクリアしてぜひこの曲を入れて頂きたいと思います。

さて問題はこの後(笑)。「じゃあ3時に公園で!」とコウイチたちが言ってるところにまぎれて酔っ払ったオーナーがビールの被り物をしながら登場。最高の千穐楽でめでたくて飲んでたら「ビールになっちゃった」そうです。意味わかんない(笑)。その後メンバーが逃げ出して、一旦みんなと一緒にはけたコウイチが再びオーナーのもとへ戻ってからもずーっとビールの被り物をつけたまま。で、つけたまま話を続けるものだから、もうお客さんも笑いが止まらなくて。どうやらあのビールの被り物をつけていると耳が塞がれているものだから周りの声が聞こえにくいみたいで、何度も「え?何だって?」と繰り返していました。恐らく半分以上はネタですけどね。オーナーの「もし大劇場から誘いがあったらどうする?」という問いかけにコウイチが「大きいとか小さいとかじゃなくて…」という答えを返すところも、コウイチがオーナーに背を向けて2?3歩歩きながら話をしているので、オーナーもその背後についていってました。振り返ったらすぐ近くにオーナーがいてちょっとびっくりした後「聞こえ辛いからね」みたいなことを言ってたかな。一応シリアスな話に持っていかなくちゃいけないのに、あの被り物が邪魔をして(笑)…相当長く笑いが尾を引いてましたよ。笑わせすぎですよ、オーナー。ホント、楽しすぎる人です。

公園の場面では、ヨネハナがコウイチに「その腕時計、マメマンになるやつだろ?」とか言ってて、コウイチもそれに乗ってマメマンのポーズを照れながらやってました。なつかしー(笑)。そしてリカとヤラが歌っているところではコウイチ、マチダ、ヤラの3人が奥の方でくるくる回っているのですが、それが今日はめっちゃ早かったです(笑)。すごい高速でくるくる回ってたりして、2週間前には見られなかったものを色々見ることができました。そういえばオーナーの被り物も2週間前に観た公演ではなかったな。
オフでのショーが大絶賛されている新聞記事に沸き立つメンバーの中、いつもならヨネハナがコウイチに「なぁ、コウイチ!嬉しくないのかよ!」という場面ですが、コウイチの持っている新聞が破れてしまって、その穴にコウイチが手を突っ込んでいたので「何やってんだよ(笑)!コウイチ!」になってました。2ヶ月76公演、いや、もしかしたらその前から何年も使われていただろう新聞。彼もやりきったってことでしょうか(笑)。
そしてオーナーが登場する場面では「めでたい!」といいながら水色のキラキラしたリボンをつけた鯛(たい焼き?)の被り物で登場してました。そしてリカに「取ってきなさい!」と一喝されてすごすごと袖にはけていきました。コウイチが「(リカとオーナーと)どっちが親だかわかんないね」と言ってました。そしてオーナーが戻ってきたと思ったら今度は白い犬の被り物を被ってきました。もう場内爆笑です。さすがオーナー、ただでは戻ってきませんね。まぁ結局やっぱりリカに怒られて取ってくるんですけどね。コウイチが「きみのお父さん、これでいいの?」みたいなこと言ってたかな。「良くないわよ!」とリカ。千穐楽だからなのか何なのか分かりませんが、ビール⇒鯛(たい焼き)⇒白い犬と被り物の大盤振る舞いでした。
そしてヤラたちが去っていき、オーナーと二人きりになった時、「さっきの(たい焼きは)"少年隊"という意味もあったんですか?」と唐突に聞くコウイチ(←気になってたのね/笑)。オーナーは「…そこまでは思いつかなかった…。冴えてるね?」と返してました。

続いての「World Adventure」では、最初にヤラがTeam USAのメンバーの名前を呼び、最後に「Team USA!」と紹介しますが、この時私が観た中では初めて拍手が起こりました。その瞬間、ダンサーさんの顔がとても嬉しそうな笑顔になったのが印象的でした。千穐楽や初日、○○回記念いった記念公演の時と言うのは何が良いかって、気合を入れて観に来られるお客様が多いってことですよね。だから普段の公演では起きないところで拍手が起こったリする。そしてその拍手によってキャストも乗ってくる。舞台で演じているのはキャストの皆さんですが、良い舞台を作るためにはやはり観客にも重要な役割があると思います。それはこういう時に感じますね。
そういえばスペインの後のヤラとコウイチが諍いを起こす場面。考えてみればオフでのショーの時にコウイチはスタッフのミスで危ない目にあっていて、でも「誰がミスしたのか」なんてことより「次のショー」に目を向けていましたよね。そしてオンに来てからヨネハナがロープのタイミングについて「大丈夫だったか?」と確認していた時もやはり「次のジャパネスク」のシーンに目を向けています。対するヤラは誰かのミスによって起こってしまったアクシデントにオフの時代もオンに来てからも注視してしまっています。状況としては似ているのにオンに来てからの方がより事態は深刻なものになってしまった(そのアクシデントがコウイチの身に起こったのか、ヤラの身に起こったのかの違いはありますが)。「Yes We Can」であんなに楽しそうに歌っていた彼らがこんな風に変わってしまうなんて、運命とは残酷なものだと思ってしまいます。もしかしたらオフ時代の彼らだったらヤラがスタッフのミスに怒りをぶつけたとしても、コウイチも他のメンバーももっと冷静に彼を窘めていたかもしれないと思うと、ブロードウェイという華やかな大劇場の世界というのは確かに憧れの世界かもしれないけど同時に自分を保つことが難しい世界なのだなと感じます。
そうそう、昨年までは2回あった「今立ち止まったら、そこで終わりが来ちまうんだ」という台詞。今年は1回だけになりましたね。同じことを言うにしても言い回しを変えるとかすればいいのにな?と密かに思っていたので、この変更は私的に嬉しかったです。

そして「ジャパネスク」。階段でマチダが差し出した予備の刀を抜くところで、今年はいつもコウイチがふらついて階段の手摺とかに寄りかかったりしていたので、そのまま落ちてしまうんじゃないかと観ていて怖かったです。最上段に上がってヤラに続けるよう促す時にコウイチはふと笑って頷くんですが、あれが人によっては「ヤラを励ましている」ように見えたり、「コウイチにブロードウェイの魔物が取り付いた瞬間」に見えたり、様々な解釈がされていますね。でもきっとこれが正解と言えるものではないので、お客様が観て感じたものが正解だと思って良いと思います。ちなみに私は前者の方が美しいと思いますが、自分としては後者かなと感じました。あの最上段の混乱、狂気の世界の中ではコウイチに魔が取り付いてもおかしくないですし。でもそれは観客一人ひとり、好きな方で解釈すれば良いってことで。

…というわけで、とりあえず第1幕の感想だけUPします。続きはまた明日以降に。無駄に長くてすいません。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
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